ミクチャのめんどくさい論争
ライバー向け

ミクチャのめんどくさい論争

6月 25, 2025

ミクチャを1年やってきて感じた「めんどくさい論争」についてです。

先に結論を言っておくと本記事で紹介するテーマについて、私個人はどっち派とかないです。

シンプルにめんどくさい議論で首を突っ込みたくないのをグッとこらえて書いてみます。

ガチ相互やる?やらない?問題

エックスを中心にガチ相互についての議論があります。

そもそもガチファンという評価制度ができたことが始まりです。

ガチファン制度によってミクチャにおけるガチファン数はとても大事な物差しになりました。

ちなみにガチ相互をやりたい人は以下にやり方をまとめているので良ければどうぞ。

最近ではガチ相互をタイトルにつけて配信する人が増えてきたことで、改めてガチ相互の良し悪しについて賛否両論が出ています。

ガチ相互をやってる側の人は「ガチ相互をしちゃダメなんてルールはないし、他の人もやってるでしょ?」と嫌味な正論をかまします。

ガチ相互やらない側の人は「ガチ相互なんて薄い関係性にしかならない。そんなことやって楽しいのか?」と鼻息を荒くします。

そんな中で「ガチ返した、返してない」のようなトラブルが起きるので余計に議論をややこしくします。

なのでこんな議論が出ること自体が変なのですが、私が想像するにガチ相互には「強制力」が働くんだと思います。

ガチ相互したことある人なら分かると思うのですが、ガチ相互はお金と時間を削るので結構大変な作業です。

バックコイン以上にコインを増やせない人や忙しくてやる時間がない人からしてみると、初見の人から「ガチ相互お願いします」と当たり前のように言われるのはストレスなのです。

別にルール違反をしているわけではないけど、知らない人のためにお金と時間を削ることを強いられるような感覚です。

「ごめんなさい、ガチ相互やってないんです」と謝りながら断る感じになるので余計にストレスになります。

まるで断る側が不親切な奴みたいな雰囲気になりがちです。

それが積み重なってくるとガチ相互をやってる人や、ガチ相互を持ちかけてくる人のことを「失礼な人」というイメージに変換する人が出てきて議論が始まります。

ちなみに「ガチ相互は仲良くなってからお願いするものでは?」という意見を言う人がいますが、これは少し違うと思います。

普段から初見の人に向けて「ガチファンなってください」とお願いしているわけで、それに対して「ガチファンのお願いは仲良くなってからでは?」というセリフが言えてしまうからです。

仲良くなるまで無色のまま何日も入室しに来られるのも枠主としては嫌なはずです。

当然そんな屁理屈みたいな議論をしたいわけではないでしょうから、現実的にはガチ相互なんて各枠主が好きに評価すれば良いと思います。

ガチ相互やってるから失礼な人でもなければ、ガチ相互やってないから不親切な人でもないです。

お互いのことを「いろんな人がいるね」くらいで放っておけば良いのです。

課金者VS無課金者の戦い

配信アプリは投げなくても自由に枠に出入りしてコメントできます。

さらにミクチャは無料ポイントをもらえる仕組みがあるので課金せずとも投げて応援できます。

とはいえ自分のファンランクを上げたり、推しを勝たせるためには課金をして高額アイテムを投げる必要があります。

これによってプラットフォームとして、新規ユーザーを増やしながら利益も出すことが実現できています。

そんなこともあって課金者と無課金者の衝突がチラホラ見られます。

無課金者は「課金だけが全てじゃないし、そもそも無料で使えるアプリのはずだ」と自分たちの権利を正当化するための言い訳を並べます。

一方で課金者は「自分はこんなに頑張って課金しているのに無課金者と同じ扱いなのは納得いかない」という嫉妬をにじませます。

そこにライバーさんによる「投げもしないのに迷惑なコメントをする人がいて困る」という現場の不満を漏らすことで議論は一向に平行線のままです。

実際のところマナーの悪い人を表現するときに「投げもしないで〇〇」「ガチファンならずに〇〇」のようなセリフになりがちです。

結果的に「無課金者=マナーが悪い」というイメージが頭の中で自然とできてしまうわけです。

そうは言ってもリスナー全員を課金者にさせるなんて不可能ですし、マナーが悪い人はブロックすれば済む話です。

私自身も課金生活と無課金生活の両方を経験していますが、他人のお金事情なんて気にしてミクチャを使ったことはありません。

破滅的に課金していた時期に自枠で飛ぶポイントの6割以上が私からのポイントという時期がありました。

じゃあその時に「あいつは何で課金しないんだ?」とかは一切思ったことないです。

「スマホアプリなんて、課金する人はするし、しない人はしないよね」としか思いません。

なんなら他のリスナーさんに対して「よくぞ200pt集めてきてくれた」と思ってました。

冗談に聞こえるかもしれませんが、ポイポイが飛んだだけで「ナイス!」ってテンション上がってました。

当時は自分で勝手に「自分が頑張らなきゃ」と焦っていたので、どんなポイントだろうと「手伝ってくれてありがとう」という感情になっていたからです。

ちなみに1個だけ意見したいのは、無課金者の方がたまに言う「無課金者にも優しくして」についてです。

ライバーさんは煽る生き物ですし、ライブ配信は応援する場であって優しくしてもらう場ではないはずです。

煽るのが仕事のライバーさんに「無課金者にも優しくして」というのは営業妨害ですし、応援する人の発言とは思えません。

それだけは思いますが、発言や行動に「応援しよう」という姿勢が見えるのであれば無課金だろうと課金だろうと問題ないと思います。

あともう一つ、「無課金で投げたポイントと課金で投げたポイントではライバー報酬のジェムが変わる」という話です。

それは事実としてありますが、ライバーさんの生活費まで面倒みる義務はないので、それを課金させる動機にするのは辞めた方がいいです。

ランクボーナス制度の波乱

ランクボーナス制度というのはミクチャで今年から導入された新しい評価システムです。

簡単にいうと「ランクに応じてポイントに倍率がかかる」ものです。

ランク別の倍率は以下の通りで、投げられたポイントが倍率の分だけ増えて反映されるのです。

ランクS1+16.0%
ランクA2+8.0%
ランクA1+8.0%
ランクB2+4.0%
ランクB1+4.0%
ランクC2+2.0%
ランクC1+2.0%
ランクD2+1.0%
ランクD1+1.0%
ランクE20%
ランクE10%

仮にすべての枠で同じポイント数が飛んだとしたら、上位ランクの人は高い倍率がかかってポイント差をつけることができるわけです。

これは一見ライバーさんだけのメリットのように見えますが、リスナーさんにもメリットはあります。

例えば投げたい枠のランクがB1で4%の倍率がかかるとした場合、通常200ptでガチファンになるところを193ptで済むわけです。

そんな中、ランクボーナス制度について声を上げる人が出ました。

一番多い声としては「トップライバーが勝ちやすくなって新人ライバーが頑張る気をなくす」というものです。

私個人としても実力差が大きく出てしまう、ライバーさんにとっては厳しい制度に感じました。

それと同時に「まぁそんなもんでしょ」とも思いました。

今まではランクの高い人の時給がアップしていただけなのが、ポイントにも倍率がかかるようになっただけです。

ミクチャに愛想尽きて別のプラットフォームに移動する人も出たでしょうが、どこに行っても同じです。

現在ランク制度のような仕組みはポコチャ、17Live、Tiktokにもあって、いずれランクボーナスのような仕組みも広がっていくのではないでしょうか。