誹謗中傷について【ミクチャ】
SNSに限らず配信アプリでも誹謗中傷はあります。
せっかくの楽しい配信が、一部の人の心ない言葉によって台無しにされることは少なくありません。
どう対処したらいいのか、どういう気持ちでいればいいのか正解が分からず苦しむ人も多いと思います。
今回は、私自身が体験したことをそのまま書いてみます。
私の場合
私の枠主が某ガチイベに出た時のことでした。
順位がちょうど1個違いのライバーとそこのリスナーから、色々と心無いことを言われるようになりました。
しかもライバーだけでなくリスナーも参加して、私の枠主への悪口を延々とみんなで語り合っていて、異様さを感じました。
続いて私の枠主に対してだけでなく、次第にリスナーである私にまで矛先が向くようになり、それが何日も続いたのです。
さらに、相手のリスナーがこちらの枠に潜って監視し、私たちの様子を実況するような行為も始まりました。
さすが限度を超えていると感じたので、運営に報告しましたが「こちらでは対応できない」と言われてしまいました。
簡単には引き下がれませんでした。
続いて相手の配信をすべて画面録画し、動画編集ソフトを使って「悪口を言っているシーン」をまとめた証拠映像を作成しました。
証拠映像を運営に送り再度訴えましたが、結局は「当人同士で解決してくれ」と言われるだけでした。
運営はもう頼れないと思いました。
悔しいというより「誰も助けてくれないんだ」という感情が強かったです。
一方で私は自分を過大評価していたことにも気づきました。
所詮ただのリスナーである私に、配信アプリやイベントを健全にする力なんて無かったんです。
これで悪口を辞めさせる道は絶たれましたが、良い意味で「覚悟」が決まりました。
自分にできることは限られています。
その日から、「せめてポイントという結果で自分の枠主を勝たせることに集中しよう」と決めたわけです。
私がやったこと
まず相手ライバーとそこのリスナーを全員ブロックさせました。
これで「監視されている」感覚や悪口のネタを減らすことができました。
加えてこちらの配信活動に関する情報も遮断したことになりました。
枠主も少しは配信に集中できるようになったと思います。
それと並行して私は相手の配信に潜り、活動方針やリスナーが投げる量を観察しました。
幸運なことに配信内でリスナーたちが投げる量を正直にコメントしていました。
私はそれを利用して自分の投げる量を決めて投げていきました。
途中から私たちが相手の枠ごとブロックしていること、私が潜って順位をまくっていたことに気づかれました。
それでも私は気にせず続けました。
むしろ相手が気づいたことによって、ライバー自身はずっと私に監視されているという状況がジャブのようにメンタルを削れるだろうと思ったからです。
もちろん相手のリスナーたちは投げに関するコメントを止めましたが、そうなれば私は淡々と爆投げするシンプルな方針に切り替えるだけです。
ギリギリのところを差し込むなんてケチなこと考えず、確実に上回れるだけ爆投げし続けました。
私が爆投げを続ける限り、相手のリスナーも負けじと応戦してきました。
あるタイミングで相手ライバーが配信内で「これは無理だわ。みんなもう無理して投げなくていいよ。さすがに勝てないからやめよう。」と言いました。
みんなが無理して投げている様子に自責の念が湧いたのかもしれません。
その後、相手ライバーはイベントを辞退しました。
ちなみに私の一連の行動を私の枠主は知りません。
枠主には配信に集中して欲しかったですし、目的を果たすためには味方にも知られてはいけないのです。
迷いましたがそれくらい徹底しようと決めたわけです。
私は嫌なやつ
みなさんからしたら私のことを「嫌なやつ」と思われたでしょう。
- 感情よりも結果を優先しているように見える
- 相手のメンタルにまで影響した結果がある
- そのことを淡々と語れる
みなさんは間違っていません、自分でもそう思います。
今振り返ってみて、あのときの私は「自分ができること」だけに絞って異常なくらい行動したんだと思います。
嫌なやつに見えたかもしれませんが、あのときの私にはそれしか方法が無かったですし間違っていたとは思いません。
私の枠主はただ真剣に配信をしていただけなのに悪口を言われて、それがずっと続いていたかもしれないのです。
それなのに相手はこちらの気も知らないで平然と楽しくやっているわけで、不公平だと思います。
また配信の世界は運営が全部解決してくれるわけではありません。
誰かの正義感だけで健全になるわけでもありません。
なので自分の枠主をポイントで勝たせることに集中するのは、あのときの私からすると健全でした。
イベントという勝負の場では、
- 感情に流されず
- ルールの範囲で
- 自分の目的を優先する
ことが非常に大事です。
私の場合は「枠主を支える」ことに集中することで乗り越えることができました。
相手に勝つのはもちろん、イベント内での順位も大きく上がり授賞式で表彰されるところまで行けました。
賞レースなのでポイントという結果にコミットしたので当然と言えば当然かもしれません。
とはいえ私に枠主を支える覚悟がなかったら、大きく順位を上げることはできませんでしたし悪口も続いていたと思います。
それでも何となく私が相手を追い詰めてしまったような気がして心が痛くなったのを覚えています。
終わったらちゃんと罪悪感で胃が痛くなるタイプだったことに初めて気づきました。
でも自分の枠主の方が大事ですし、誹謗中傷をしてきたのは相手の方です。
ただ必死でした。